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能取湖の自然
「能取湖(ノトロ湖)」は、北海道の東北部に位置し、オホーツク海と繋がっている海水の湖。
オジロワシや白鳥など、多くの野鳥が見られ、キタキツネなど野生動物も暮らす、自然豊かな湖である。
湖名はアイヌ語の「ノッ・オロ」(岬のとなり)に由来し、「湖の北東にある能取岬の傍の湖」の意とされる。
産業としては、ホタテ稚貝の養殖が盛んで、ホッカイシマエビや、カレイ、チカ、コマイなどの海産物も豊富である。
冬場、1月から約3か月間は、湖口付近を除いて、湖面が全面結氷する。オホーツク海に押し寄せる流氷からホタテ養殖施設を守るため、その湖口には「アイスブーム」と呼ばれる可動式防氷提が設置されている。
湖畔には「サンゴソウ」の群生地が点在し、中でも卯原内地区の群落は、日本最大とされる。
また、湖岸、湖底には、水質の良さを示す指標とされる「アマモ」が繁茂し、「能取湖」が外洋に匹敵する程、高い養分を有していることを示している。
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