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能取湖の自然環境を見守る会
ご挨拶
「能取湖(ノトロ湖)」は、北海道の道東、網走市の西に位置する、周囲35㎞程の楕円形の湖で、外洋のオホーツク海と繋がっている海水の湖です。帆立の養殖が盛んで、「海の畑」と称される「帆立の養殖場」が広範囲に広がり、多くの野鳥や野生動物がすむ、自然あふれる湖です。
そんな「能取湖」に、日本で見られるのは極めて稀な「ベルーガ(シロイルカ)」が1頭、すみついたのです。群れから離れ、単独で暮らし、人間との交流をもとめてくる「離れイルカ『ハーミットドルフィン』」の最新事例です。
ベルーガは2014年の春頃からオホーツク海などで目撃されはじめ、2015年秋には漁船に自ら近づいてくるようになり、人間との交流が深まったのですが、冬には湖の表面が凍ってしまうため目撃情報がありませんでした。それが、海があけた4月下旬再び現れたとたんに、船のスクリューでけがをしたようで、しばらく姿がみえなくなりましたが、6月半ば、傷は残っているものの、ふたたび元気な姿を見せてくれたのです。
「せっかくすみついてくれた貴重なベルーガに、これ以上ケガをさせないようにしたい」との思いと同時に「能取湖、そしてオホーツクの自然環境を大切にしていきたい」と、当初からベルーガを見守ってきた数人のメンバーが発起人となり、ここに「能取湖の自然環境を見守る会」を立ち上げることにいたしました。
みなさまのご理解とご協力を、心からお願いいたします。
2016年7月
発起人 / 会員
会長 高橋修平
北海道立オホーツク流氷科学センター館長
サポート会員 片倉靖次
海洋生物研究者
協力 石垣 洋一
能取湖漁師
坂野正人
映像作家
松村寛一郎
東京農業大学教授
櫻井絹子
写真家
中山由美
朝日新聞記者
渡辺 仁史
早稲田大学名誉教授
山本伸子
看護師
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